2016社会人大会を終えて

社会人・日本リーグ・国体・全日本選手権

本当に秋がやってくるのだろうか。

そんな心配をよそにあれほど暑かった夏の日々はきちんと終わりを迎え、秋はもれなく今年もやってきています。

朝晩の冷え込み、部屋の湿度計が示す値の低さ、スーパーに並ぶみかんとさんま。

秋を感じた瞬間はいまのところこのあたりです。

ホッケーの秋

日本のホッケーシーズン。

社会人チームにとって秋は試合期です。

僕らは例年、「4冠獲得を目指す」という目標で活動をしてきたのですが、

今年は日本リーグを欠場したので、「3冠を目指す」という目標でスタートしました。

すでにこのブログでもお伝えしましたが、国体予選は初戦で敗退し、3冠という目標はこの時点で消えました。(これは愛知県代表として出場)

その8月末の敗戦から1ヶ月経たないうちに次なるタイトル、社会人大会がありました。

ベルテクスホッケーチームと名前を変えてから初めて出場する公式戦。

この大会でベスト4に入れば全日本選手権の出場権獲得。

裏を返せばベスト4に入る前に負ければその時点でシーズン終了、という大会でした。

社会人大会

だいぶ時間が経ちましたが、社会人大会中の印象的なエピソードを振り返ってみようと思います。

終わった後だから言えますが、この社会人大会の初戦・対滋賀クラブで負けていれば僕らの2016シーズンはたった2試合で終わっていた可能性もあったわけです。

これまでに味わったことのない経験。なかなかの崖っぷち。

試合中はそういうことを考えずにプレーしているわけなのですが、自分も気づいていない無意識の部分では試合中でもそれなりに何か感じていたかもしれません。

滋賀クラブ戦では、FWに転向して確実に仕事をしている井島選手が先制ゴールを決めてくれて、

個人的にはそこで「いける」というような感触はありました。

そこからけっこう楽になりました。

あとは滋賀クラブの吉川謙君(以下、謙ちゃん)と対戦したことは感慨深いものがあった。

僕がホッケーをはじめたのは、高校時代に田中健太君(箕島ホッケークラブ・以下、健太)と出会ったことがきっかけ、というのはこれまでも紹介していますが、

その健太が高校時代によく名前を出していたのが謙ちゃんでした。

滋賀県の伊吹山中学校で健太と謙ちゃんは同級生・チームメートで、そこには久保良太君(滋賀クラブ・以下、良太)もいました。(良太は先日まで開催されていた岩手国体に滋賀県代表として出場し、ベテランらしく決めるべきところでしっかりとPCを決めて優勝に貢献したみたいです)

高校時代は健太が天理に来て、謙ちゃんと良太は伊吹高校でプレーしていて、近畿同士なのでよく対戦しました。

僕は健太と一緒にウォーミングアップのヒットストロークをよくやっていたのですが、「謙ちゃんは手首が柔らかい。俺らも柔らかくしよう。」と言って、ストロークに入る前は入念に手首のストレッチをしていました。

健太が「謙ちゃんはうまい」としきりに言うので、健太が言うほどだから相当うまいんだな、と謙ちゃんのイメージが勝手にふくらんでいました。

その後、何度も対戦したり、ジュニア代表で一緒にプレーしたりして、キレと落ち着きを兼ね備えたプレーを目の当たりにして、こういうタイプのうまさがあるんだ、と新鮮な印象を受けていました。

謙ちゃんとはそんなに多く話をしたことはないのですが、大学時代U21の合宿(たしか山梨)にて、宿舎の大浴場で話したことが記憶に残っています。

大学を卒業してからどういう道を考えているか、という話をしました。

あれからおそらく6年以上は経っていると思うのですが、なんだかその記憶がしっかりと焼き付いていて、それぞれの道を歩みながら年月が経って、社会人大会で久々に再会して、そんなことを思い出しました。

違い

ちょっと横道にそれましたが、初戦でその滋賀クラブに勝利し、その後も勝ち上がって、社会人大会は優勝という成績でした。

あらためて、応援してくださったみなさん、ありがとうございました。

名古屋フラーテル時代とその前身の表示灯ホッケーチーム時代から数えて13連覇。

僕個人としてはこれで4回目の社会人大会優勝という経験だったのですが、優勝を決めた後は、これまでとは異なる感情がありました。

静かな喜び、という感じでしょうか。

大会を迎えるまでの文脈がこれまでの3年間とはだいぶ違っていたということがやはり大きいですね。

チーム名と活動方針の変更。
昨年、日本代表経験のある選手が7名抜けて、新人選手が3名が加入。
国体予選後、スタッフ・主将・副将の人事変更。

などなど、大きな変化があってから迎えた大会でしたし、自分自身のチーム内での立場もどちらかというと中堅からベテラン寄りになってきたので大会に向けての入り方、入り込み方が自分の中でこれまでとちょっと違いました。

終わって振り返ってみると、実際に個人的なパフォーマンスは全体的には満足いくものではなくて、なによりノーゴールでした。

これまでだったらチームが勝っても自分のプレーがよくなければなんとなく気分が乗らない感じだったのですが、今回の社会人大会に関してはそのあたりの感じ方がちょっと違ったように思います。

ミスをしたあとはもちろん反省はするし、自分のプレーができていないと責任も感じるのですが、まずはチームがうまくいっていればベースはオッケー、と。

これはもうチームメートのみんなに感謝するしかないですが、どの試合も先制点を奪って試合を進めることができたので、ベースはオッケーという状態がキープされたまま大会が進みました。

理想は自分の満足のいくプレーをしてチームがいい形で勝つこと、ですので、そこはまた全日本選手権に向けて追求してやっていかなければならないところだと思っています。

試合中になにを考えるか、自分のことに集中しつつ、チーム全体のことも考える、その最適なバランスはどのあたりなのか。

試合の流れやその時間帯に出場しているメンバーによってそのあたりは微調整するものだと思うので、これから実戦の場で試しながら感性をもっと磨いていきたいと思っています。

やや乱暴にまとめてみますと、食べ物の好みが変わったり、音楽の嗜好が変化していくように、試合中に考えることも変化するのだな、と実感した社会人大会でありました。

ここまで

さて、シーズンの流れをもう一度、確認してみると、

現時点では2016年度の国内主要4大会のうち、男子は3大会が終わりました。

社会人大会はベルテクス。
日本リーグは天理大学ベアーズ。
国体は滋賀県。

がそれぞれタイトルを獲得。

女子は、

社会人大会は南都銀行。
国体は広島県。

女子の日本リーグも終盤を迎えており、10月末には結果が出るようです。

果たして・・・。

ストーリー

シーズンを通してみると今年度の全日本選手権前のストーリーは、けっこうおもしろいのではないでしょうか。

(もちろん僕らとしては社会人と国体の2冠状態で今日という日を迎えていたかったわけですが前を向くしかない)

さきほども書いたように、いまのところ、優勝しているのは、ベルテクス・天理大・滋賀県と3大会ともバラバラです。

(大学王座を天理大学が取っているので、全国大会という括りで見れば天理が2冠ですが。そして、その決勝戦はSO戦の末の優勝ということで立命館の実力も例年通り侮れません。)

このあとは大学生のインカレがあるので、その結果もどうなるか気になるところです。

まずは、全日本選手権に向けて、ここから大会本番までベルテクスとしてどんなストーリーを紡いでいくか。

チームのスケジュールに合わせて、自分自身でいろんな絵を描きながら、大会までの日々を過ごしていこうと思っています。

またこのブログでもそういった大会までの様子をお伝えしたいと考えていますし、それを見てみなさんにも楽しんでもらえれば、個人的にはアスリート冥利に尽きると考えています。

最後に

というわけで最近あまり紹介する機会のなかった、トレーニング風景の一コマを紹介したいと思います。

3連休最終日の今日はクロスカントリートレーニングで汗を流してきました。

個人的に走るのもいいですが、チームでまとまって走るとこういう盛り上がり方もできるのでこれもいいですね。

今夜はいつにも増してぐっすり眠れそう。

また明日から頑張ります。

それではまた!

藤本一平

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