リオ五輪・開会式

ガンビアッハ

開会式

リオ五輪がついに開幕しました。

これまでオリンピックの開会式をじっくりと観たことがなかったのですが、今回は選手入場の終盤近くまでテレビで視聴しました。

今回の開会式のテーマは「ガンビアッハ」。

ガンビアッハとはブラジルの公用語ポルトガル語で、

なにもないところからなにかを生み出す

という意味だそうです。

いくつかざっくばらんに印象に残った点を書いてみたいと思います。

日系移民130万人

選手入場が始まるまでの間、さまざまなショーが繰り広げられたのですが、

その中で日本カラーである、白と赤の衣装に身をまとった集団が登場するシーンがありました。

参考:【リオ五輪】開会式での黙祷は断念 それでも演出家は広島へのメッセージを送った

開会式の演出家フェルナンド・メイイレス氏が平和への願いを込めて、原爆投下の時間に合わせてこのような演出を組み込んだそうです。

これには胸を打たれました。

この演出が行われたときに、ブラジルには日系移民が130万人いるという紹介がありました。

以前からブラジルには日系人が多いという話を聞いたことはありましたが、具体的な数字は知りませんでしたし、それほど多くの日系移民がブラジルにいることに驚きました。

移民国家

日系移民の演出の前には、

・古くからブラジルに住むインディオ

・大航海時代にやってきたポルトガル移民

・奴隷として連れてこられたアフリカ系移民

をテーマにしたシーンもありました。

ブラジルが多様な人種・民族からなる多民族国家であること感じさせられた開会式でした。

インディオに扮した演者がゴム製の長い縄を使って行ったパフォーマンスは幻想的で美しく、強く印象に残っています。

選手入場

選手入場では、主にホッケー競技の出場国と、日本選手団に注目していました。

僕が確認できた範囲では、ホッケー男子のドイツ代表とスペイン代表の選手がいることがわかりました。

前回の記事で紹介したモリッツ選手は残念ながら旗手に選出されず、卓球のティモ・ボル選手が旗手に選出されました。

↓開会式前の写真。右側はさきほど紹介した旗手のティモ・ボル選手。そして左にはホッケー男子ドイツ代表のオリバー・コーン選手が映っていました。

Unsere Fahnenträger ist bereits gut ausgestattet 🇩🇪 Gleich laufen wir ein! Als 5. Land! Whoop whoooop #wirfuerd #rio2016

Olympiamannschaftさん(@olympiamannschaft)が投稿した写真 –

(さらにティモ選手の右奥に見える金髪の男性はトム・グランブッシュ選手かもしれません。)

↓モリッツ選手は他の旗手候補選手たちと先頭を行進。

↓ドイツ代表のホッケー選手たちはこぞって開会式に参加していたようです。

😍😍😍

HOckey-NAtionalMAnnschaftさん(@_honamas_)が投稿した写真 –

 

開会式に参加したホッケー選手

テレビ放映では、ドイツとスペインの選手しかわかりませんでしたが、のちのち情報を集めてみると他の国のホッケー選手も参加していました。

↓スペイン代表のボスコ選手

When the dreams come true… Olympic Games Opening Ceremony! Just amazing! #olympics #rio2016🇧🇷 #TeamESP #españa🇪🇸

Bosco Pérez-Pla de Alvearさん(@boscoperezpla)が投稿した写真 –

オランダ代表のヨンカー選手(右)とブラーク選手(左)↓

We zijn begonnen!! Wat een opening!! Enorm genoten samen met @pirminblaak en klaar voor Ned-Arg!! 🇧🇷🇱🇺

Constantijn Jonkerさん(@conjonker)が投稿した写真 –

インドの女子ホッケー選手団↓

カナダ男子ホッケー選手団↓

What a crew! Great start, can’t wait to really kick this thing off tomorrow. #TeamCanada #RedCaribou #Rio2016

Scott Tupperさん(@tups4)が投稿した写真 –

元オランダ代表のノイヤーも現地で開会式を観ていたようです。↓

賛否両論

ここまで開会式について書いてきましたが、もっとも僕の印象に残った選手はホッケー選手ではなく、この方でした。

カンボジア代表としてマラソン競技に出場予定の猫ひろしさんです。

帰化選手に関しては、賛否両論あるようですが、

僕個人としては猫ひろしさんの挑戦に関しては、リスペクトの気持ちが大きいです。

猫さんは選手村の様子を独自の視点でツィートしています。

ぜひがんばってもらいたいです。

8月6日

今日で広島への原爆投下から71年。

原爆投下の日と、平和の祭典といわれるオリンピックの開会式が重なり、平和に対してあらためて考えさせられる機会となりました。

衣食住に不自由することなく、ホッケーができるという日常。

この日常に慣れると当たり前のように感じてしまいがちですが、時代を巻き戻してみたり、住む国を変えてみたりすると、この日常は、非常に贅沢な日常になり得ます。

なかなかきっかけがないとそういう意識を持つことを忘れてしまいがちですが、

世界中が関心を寄せるオリンピックというイベントを通じて、また、原爆投下の日というひとつの節目の日を通じて、

世界に想いを馳せる意識、平和への意識を自分自身に持たせていきたいと感じました。

さくらジャパンの初戦

さて、いよいよ明日はさくらジャパンの初戦です。

8月7日 (日)
NHK総合 : 23:00〜0:45 【LIVE】
予選: 日本 vs インド
(さくらジャパンの試合のテレビ放映の詳細はこちらの記事へ。)

予選リーグにおける生中継は初戦のみの予定です。

ぜひこの機会にホッケー観戦を。。。

僕も地球の裏側に向かって声援を送りたいと思います! 

がんばれ!さくらジャパン!

藤本一平

コメント欄

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

●このコメント欄の使い方

お名前は匿名やニックネームでかまいません。コメントの内容を確認した後、公開しますので表示まで時間がかかる場合があります。非公開を希望する方はその旨をご記入ください。お問い合わせフォームもありますので、そちらも気軽にご利用ください。

0