【リオ五輪・男子ホッケー】ベルギー代表

男子ホッケー・ベルギー代表

【国際経験】

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ベルギー代表の年齢・CAP数・所属クラブなど

ベルギーは「経験ある若者」が集まったチーム。

チームの平均年齢は25.625歳ながら、国際試合出場数(CAP数)のチーム平均値は約184。

キャプテンの#8ジョンジョン・ドーメン、#28トルイエンスは300CAPを越える経験。

ジョンジョン・ドーメン

ジョンジョン・ドーメン

オーバー200CAPが5人。(シャルリエ、ブリエルス、デナイヤー、グーナード、ブーン)

オーバー100CAPは6人。

100以下はわずか3人でその3人もそれぞれ、98,96,94とほぼ100CAP。

北京9位、ロンドン5位、そして今回のリオで決勝進出と、五輪での実績も積んできている。(ロンドン五輪経験者が10人、北京経験者が5人。)

年齢に関しては、チーム最年長のジョンジョンとトルイエンスが28歳。大会終盤まで戦い抜くには回復力も重要となることから、この年齢的な若さは強みといえるだろう。

今大会の準決勝の3ゴールのうち、最初の2ゴールを決めた選手はベテラン。トルイエンスと、ジョンジョン。(合わせて600CAP越え)

彼らが、大会終盤である準決勝でしっかりと結果を残していることはチームを大きく支える材料だろう。

【若さゆえの弱点】

若さがマイナスに作用したのが垣間見えたのは、2016チャンピオンズトロフィーのグルプーリーグ最終戦、対英国。

2点リードしていた第4Qにベルギー側の退場者が続出。審判へのラフな言動により、レッドカードの退場処分を受ける選手(#15エマニュエル選手 )まで出た。その後、英国に2点を返され、3-3で引き分け。

ベルギーはこの英国戦で3点差をつけて勝利していれば決勝進出ができただけに、この失敗経験は痛かった。

しかし、五輪での戦いぶりを見るとその教訓が生かされているいるように思う。

ベルギーの「若さ」が、悪い意味ではなく、いい意味で発揮できればアウェイと言える南米での決勝戦であったとしても、流れをつかめると思われる。

【コーチについて】

ベルギーのコーチ、McLEOD Shaneはニュージーランド人。

ロンドン五輪、北京五輪ではブラックスティックスを率いていたことから、五輪での経験は充分。

ロンドン五輪後は、ベルギー国内のクラブチーム、ウォータールー・ダックスのコーチを務めるなどしてベルギーのホッケーに触れてきた。

インタビューの受け答えなどを見るかぎり、性格は温厚そうに見える。

【注目選手】

どの選手も、マン・オブ・ザ・マッチになりうる実力を持つ。

あえて注目選手をあげるとすれば、予選リーグ最終戦・対ニュージーランドから復帰した#17トム・ブーンか。PCのフリック、多彩なドリブルスキル、ここぞという場面で決めるシュート決定力。怪我(情報源を忘れてしまったが、おそらくハムストリングス)が完治したかは不明だが、準々決勝ではフィールドゴールを決めて復調の兆し。決勝での爆発が期待される。

トム・ブーン

トム・ブーン

他の注目点としては、キャプテン、#7ジョンジョンの献身的なプレーとチームを統率する力。

アタッカー陣はどの選手が出ても脅威で、前述のトム・ブーンに加え、

独特なリズムのドリブルの持ち主で、スコアリングスキルも高い、#17ブリエルス。

個の力で突破でき、トリッキーなゴールも数多く決めている#8ファン・オーブル。

準々決勝インド戦で2ゴールをあげて調子がよさそうな#9ドキエ、などタレントが揃う。

セバスチャン・ドキエ

セバスチャン・ドキエ

ディフェンス陣は#2ファン・ドーレン、#22グーナードをはじめ、どの選手もオフェンス能力が高く、スピードのあるドリブルで突破が可能。

【勝負の分かれ目】

DF陣のマークがルーズになることがあり、そこを突かれると失点、あるいはPCにつながる。

予選リーグでニュージーランドに敗れた試合での3失点はそれが顕著に出ていた。

ただ、この試合以外はすべて失点を1点以下に抑えている。マークミスをどれだけ少なくできるかがキーとなるかもしれない。

 

藤本一平

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