ワールドリーグ・セミファイナル
夏
久しぶりの更新になりました。
暑くなったと思ったら、大雨がやってきたりと気候の変動が激しい今日このごろ。
近所の野球場では夏の甲子園の地方予選が行われ、いよいよ夏だなあと感じております。
ここ最近、体調管理のために意識している習慣として、
・暑くてもシャワーだけでなく浴槽につかる
・起床後と就寝前にストレッチ&筋膜リリース
・フルーツを食べる。スイカがうまい。
(たまに息抜きであずきバーを食べる)
といったことをやっています。
いまのところなんとか暑さにくらいついております。
みなさんの夏バテ防止策はなんでしょうか。
6月
6月は名古屋フラーテルの活動の他に、日本代表の強化合宿に参加しました。
今回の記事で取り上げるワールドリーグ・セミファイナルのメンバー選考を兼ねた強化合宿。
6月から日本代表のヘッドコーチにアイクマンさんが就任し、新たなチーム作りがスタートしました。
結果として僕は大会に出場する18名のメンバーには選出されませんでした。
残念ではありますがこれが自分の現在の実力であることを受け入れて、これを機にまた成長できるように日々を過ごしていこうと思います。
そして、日本から応援しながら大会結果に注目していきたいと思っています。
ワールドリーグ
ということで、今回はそのワールドリーグ・セミファイナルについて書きます。
本日2017年7月9日(日)から男子のワールドリーグ・セミファイナルの南アフリカ大会が開幕します。
今回が第3回大会となるワールドリーグ。
セミファイナル・ラウンドは2018年にインドで開催されるW杯の予選を兼ねた大会となっています。
大会の概要などについてはホッケー協会のHPへ。
http://www.hockey.or.jp/samurai/worldleague/sf2017-johannesburg/
ロンドン大会
ざっくばらんに(個人的に把握しておきたい点を中心に)書いていきたいと思います。
まずはすでに終了している男子のワールドリーグ・セミファイナルのロンドン大会の結果から。
結果は以下の通りでした。(カッコ内は記事公開時点での世界ランキング)
優勝 オランダ(4)
2位 アルゼンチン(1)
3位 イングランド(7)
4位 マレーシア(14)
5位 カナダ(11)
6位 インド(6)
7位 パキスタン(13)
8位 中国(18)
9位 韓国(12)
10位 スコットランド(23)
気になるのはインドが6位、韓国が9位という結果に終わったの対して、マレーシアが4位、カナダが5位に食い込んだ点でしょうか。
オランダの好調
オランダは大会を通じて得点が多く失点が少ない、安定したパフォーマンス。
試合一覧を並べてみると
予選リーグ・プールBの4試合
①オランダ4-0パキスタン
②オランダ3-0スコットランド
③オランダ3-1カナダ
④オランダ3-1インド
準々決勝から決勝
⑤オランダ7-0中国
⑥オランダ2-0イングランド
⑦オランダ6-1アルゼンチン
総得点28
総失点3
1試合あたりの平均得点が4
1試合あたりの平均失点は0.42
失点が非常に少ないですね。
リオ五輪以降もMax caldasコーチ体制が続いているオランダ。
リオ五輪で主将だったRobert van der Horst選手や、FWのHertzberger選手が不在でもこの結果。
層が厚いです。
インドとマレーシア
以前もブログで触れたことがありますが、ホッケーの国際大会の大会形式は予選リーグが終わった後の「準々決勝」がポイントとなることが多いです。
たとえば予選リーグをAプールの4位で通過した場合、Bプールの1位と対戦することになりますがここで勝てばベスト4に進出できます。
予選リーグの4試合で多少調子が悪くても、一発勝負の準々決勝で勝てばベスト4ということです。
予選リーグで調子よく4連勝したとしても、準々決勝で負ければ5〜8位決定戦に回ることになります。
ロンドン大会では、この準々決勝でAプール2位のインドとBプール3位のマレーシアが対戦しました。
世界ランキングはインドの6位に対してマレーシアは14位。
結果は2−3でマレーシアが勝利しました。
インドを下し、ベスト4進出が決まった時点でマレーシアは2018年のW杯出場権を獲得。
それに対してW杯の開催地であるインドのホッケー競技統括団体「Hockey India」はFacebookでこの投稿を。↓
ロンドン大会でW杯出場権を獲得した他の国(オランダ、アルゼンチン、イングランド、カナダ)に対してもこのような投稿をしており、マレーシアに対しても同様に開催地としてのウェルカムメッセージを発信したわけではありますが、
自国を倒して出場権を獲得したマレーシアに対してこのような投稿をすることになるとは。
インドのホッケーファンは心中穏やかではないのでは・・・。
Roelant Oltmansコーチも穏やかではない感じ?
「Hockey World League: Edgy Roelant Oltmans lashes out at media, fans after India lose to Canada」
https://thefield.scroll.in/841726/hockey-world-league-edgy-roelant-oltmans-lashes-out-at-media-fans-after-india-lose-to-canada
インドは、2019年からはじまるホーム&アウェイ形式の「Hockey Pro League」の出場国9カ国のうちに含まれていたのにそこから撤退する、という記事も・・・。
「FIH statement on the withdrawal of Hockey India from the Hockey Pro League」
http://www.fih.ch/news/fih-statement-on-the-withdrawal-of-hockey-india-from-the-hockey-pro-league/
どうなることやら。
日本
ここまで書くのにけっこう時間がかかってしまいました。
書く力が鈍っていますね。苦笑
もうすこしいろいろ書いてみたかったですが時間に限りがありますので。
ここで「日本がどういう結果を残せば次のステージに進めるのか」を確認してみたいと思います。
ワールドリーグ・ファイナルに出場するには
2017年12月1日〜10日までインド・ブバネーシュワルで開催される男子ワールドリーグファイナル大会(8カ国が出場)への出場権を獲得するには、
「南アフリカ大会で3位以上」
が条件となりそうです。
ワールドリーグ・ファイナルの開催地として出場権を持っているインドがベスト4に入っていれば、ロンドン大会と南アフリカ大会の両会場のベスト4がすんなりとファイナルに出場できたのですが。
インドがロンドン大会で6位に終わったことによって、いずれかの4位の国がファイナルに進出できないことになりました。
そして、もし日本が南アフリカ大会で4位だった場合、ロンドン大会4位のマレーシアと競合することになります。
現在、日本よりマレーシアのほうが世界ランキング上位のため出場権はマレーシアに与えられ、日本は出場できないことになります。
よって、3位以上がファイナルに進出するための条件となりそうです。
ワールドカップ2018の出場権を得るには
2018年11月〜12月にかけてインド・ブバネーシュワルで開催されるホッケーW杯(16カ国が出場)を獲得するには、
「南アフリカ大会で5位以上」
であれば確実に出場権獲得だと思われます。
6,7,8位であれば可能性は残りますが、各大陸予選の結果によって変動することになり、
9,10位の場合は今大会での出場権獲得はできないことになるでしょう。
しかし、何位になったとしても2017年10月のアジアカップで優勝すればアジア大陸王者としてW杯の出場権を獲得できます。
備忘録として書きましたが、もし間違いがあれば指摘してもらえればと思います。
初戦はスペインと
昨日開幕した女子の南アフリカ大会。
さくらジャパンはアイルランドと1-1の引き分け。
そして、本日開幕の男子。
サムライジャパンは日本時間21時からスペイン代表と対戦です。
名古屋フラーテルからは山下選手と新本選手が代表選手に選ばれています。
選手ブログに2人の意気込みが掲載されています。↓
テレビ放映
今大会は放映権の関係で日本でインターネット中継を観ることはできないようですが、放映権を獲得したテレビ東京系列のBSジャパンで女子の試合の独占中継があるようです。
7月16日(日)夜6時30分~ 日本×ドイツ
7月23日(日)深夜2時40分~ 決勝(予定)
詳しい情報はこちらへ。
ツイッターも。
ワールドホッケー2017 ~さくらジャパン 女子世界一への戦い!~:BSジャパン https://t.co/9zR0BJ0CYS
— テレビ東京ホッケー情報【さくらジャパン】 (@tvtokyo_hockey) 2017年7月7日
いずれにしても男女ともにがんばってほしいですね。
僕は僕で8月末の国体予選突破という今年度最初のミッションを達成するために日々がんばります。
今回の記事がこのブログに移転してからの150件目の記事でした。
最近、更新頻度が落ちてしまっていますがしぶとく書いていくつもりです。笑
それではまた。
藤本一平