ラグビーワールドカップ
ラグビーワールドカップは準々決勝を終え、ベスト4が出そろいました。(10月20日現在)
史上初の連覇を狙うニュージーランド、ともにワールドカップ2度制覇の経験がある南アフリカとオーストラリア、そして南米のアルゼンチン。
南半球の4か国がベスト4に入りました。
南アフリカ戦の歴史的大金星については過去のブログでも取り上げましたが、
最近ではオーストラリア対スコットランド戦で誤審があったのではないか、というニュースもあったり・・・何かと話題になりますね。
ホッケーもそうですが、大きな試合になればなるほど審判へのプレッシャーはきつい・・・。
オールブラックス
体格のいい選手たちが豪快にぶつかり合う迫力。
スピードに乗った選手がタックルを巧みに交わしてビッグゲイン。
正確無比なキック。(と、五郎丸選手のポーズ)
などなど、選手のプレーに注目が集りますが、
今回はニュージーランド代表「オールブラックス」が試合前に行う「ハカ」について書いてみたいと思います。
ハカとは
ご存知の方も多いと思いますが、ニュージーランド先住民族・マオリ族の伝統的な民族舞踊です。
百聞は一見にしかず。2つの動画を載せておきます。
▼前回W杯の日本代表戦前のハカ(1分24秒の動画)
▼先日の準々決勝フランス戦前のハカ。「史上最高のハカ?」(2分23秒)
迫力があります。
ニュージーランド政府観光局の情報によると、
現在、オールブラックスが行うハカは、1888~1889年にニュージーランドのマオリチームが国際的なラグビー大会で初めて披露した伝統的なハカ「カ・マテ」と、最近作られたばかりの新しいハカ「カパ・オ・パンゴ」の2種類あります。
とのこと。
フランス戦前のハカは「カパ・オ・パンゴ」でしょうか。
オールブラックスの選手たちが自身を鼓舞するのはもちろんですが、対戦相手も気合が入りそうです。
ホッケーもやるの?
さて、ニュージーランドはホッケーも盛んな国のひとつです。
そして、オールブラックス同様に愛称があります。
「Black Sticks」(ブラックスティックス)
シンプルでクールです。
ここでこんな疑問が生まれる方もいるでしょう。
「ブラックスティックスもハカをやるの?」
と。
この疑問に対する答えは
イエスです。
ホッケー選手によるハカ。
大学時代、それを見る機会に恵まれ、そのときの様子を動画におさめておいたのでここで紹介したいと思います。
2009年
さかのぼること6年前。
大学3年生のころ、U-21日本代表としてジュニアワールドカップという大会に出場しました。
開催地はマレーシアとシンガポールの共催。
日本は20チーム中13位という結果でした。
その大会の3位決定戦はオーストラリア対ニュージーランドのオセアニア対決。
その試合後にU-21ニュージーランド代表「ジュニアブラックスティックス」のメンバーがハカを披露してくれました。
こちらです↓(35秒)
ちょっとあどけなさの残るサイモン・チャイルド選手もハカ、やっています。
そして陣頭指揮を取っているのは長澤選手の親友・ジョー選手じゃないかな?
福井クラブの三谷元騎選手がニュージーランドリーグでプレーした際のチームメートでもあります。
このハカを見て、マレーシアのホッケーファンも総立ちで歓声をあげていました。
当時、山梨学院大学に所属していた久保良太君(現在は滋賀クラブ)が隣に座っていた記憶があるのですが、二人で「フォーーーー」と言ってしまいました。
いい経験でした。
一人でハカ
最後に、今回のブログを書こうと思ったきっかけの動画を紹介します。
この動画はブラックスティックスのベテラン選手、フィリップ・バローズが先日披露したソロのハカです。
現在、彼はオランダのホッケーリーグ「フーフトクラッセ」に参戦しており、HGCというチームに所属しています。
HGCがBloemendaal(ブルメンダール)という強豪チームに3-1で勝利した後、ロッカールームで披露したものです。(2分9秒)
After a big win today! Bloemendaal 1 – 3 HGC
Posted by Gonzalo Peillat on 2015年10月18日
1980年生まれの35歳で、この身体です。
代表選手としてのキャリアは300試合以上に出場。決めたゴール数は150以上。
まさにレジェンド。
残念ながらもうすぐ開幕するオセアニアカップのメンバーからは漏れたようですが、何歳になっても身体を鍛え上げてアツいハートを見せてくれる、こういう選手を見ると刺激をもらえますね。
以上、「ホッケー選手のハカ」の紹介でした。
ハカが好きな新本と一緒に、ハカ、覚えようかな。
それではまた!