韓国遠征を終えて
振り返り
前回のブログでお伝えしたとおり、韓国・金海遠征に行ってきました。
今回は金海市役所+軍隊チームの混合チームと対戦しました。
韓国代表チームが中国・広州に遠征中で、両チームから数名の選手がそちらへ参加しており、人数が足りなかったため、混合チームとなりました。
4試合戦ったうち、1,3試合目は軍隊チームが主体となって、そこに何名か金海市役所の選手が加わったチーム編成。
反対に、2,4試合目は金海市役所が主体となって、そこに軍隊チームの選手が数名加わったチーム編成でした。
戦績は1勝1敗2分。
全日本選手権・決勝トーナメントに向けて、この時期に力のある相手とのトレーニングマッチ。
ありがたい機会でした。
感想
金海市役所は韓国代表として国際舞台で長く活躍してきたSeo選手が中心となってチームを統率していました。
今回は韓国代表の中国遠征に数名の選手が参加していたため、その遠征に参加していないベテラン選手や代表から漏れた選手が金海市役所を編成していたわけですが、
それでも基礎技術や戦術理解度の高い選手が揃っていましたし、その選手たちが協力してプレーしようという姿勢が直に伝わってきました。
試合中、声をかけあってコミュニケーションを取っているのはもちろんなのですが、ホッケーに対する考え方、戦術の共通理解がすでに多く蓄積されているため、
大枠は暗黙の了解。
細かい部分は声をかけあって微調整。
平均値の高さによって可能となるチームプレーといったところでしょうか。
韓国人選手の共通点として、
ボールを保持する選手は「シールドボール」(相手DFからのプレッシャーを受けても身体をうまく使ってボールに触らせないドリブルスキル)の能力が高いこと。
狭いスペースでも、ショートパスを速いテンポでつないで状況を打開するコンビプレーの質が高いこと。
などが挙げられますが、今回の遠征でもその韓国らしさを感じました。
ゴールを決めた後、出場している選手みんなでハイタッチを交わす金海市役所チームを見て、プレーだけでなく、マインド面でもチームで戦うという意識が高いチームのようにも感じました。
スキル面でも、メンタル面でも、
自立した個々の選手が集まって、チームの勝利という目的のために協力して動くこと。
これはチームスポーツで安定して結果を残しているチームに存在する共通項ではないか、と考えています。
スキル、メンタル面ともに、どれだけ自立した選手になれているか。
そして、どれだけ「チーム」というものを意識して行動できているか。
今回の韓国遠征はそのあたりを相対的に考えさせられる機会となりました。
新たなモノサシを与えてくれた金海市役所、軍隊チームのみなさんに感謝します。
写真
韓国遠征中の様子を写真で紹介したいと思います。
韓国のホッケーショップにて
日本では見かけないスティック、スパイクがあって新鮮でした。
BBQ
金海市役所のみなさんがバーベキューを催してくれました。
そのほか
(右)金海市役所の監督さん
(中)元五輪選手のウコンさん
(左)中村選手(大学時代に金海市役所にホッケー留学経験あり)
最後に
全日本選手権の予選グループが終わった後に急遽決まった韓国遠征でしたが、無事に日程を終えることができました。
今回の遠征を実現するにあたり、サポートしてくださったみなさんに感謝します。
ありがとうございました。
今回、投資してもらった分の成果をあげられるように。
また1年間のシーズンの集大成としてベストなパフォーマンスを発揮できるように。
試合までの期間、しっかりと準備を重ねていきたいと思います。
具体的にはホッケーをやるとき、ビデオを見る時は集中力を一気に高めて。
また、ホッケーとは違った分野にも時間を割いて頭を柔軟に。
そして、入浴や睡眠など休む時は頭を空っぽにして。
このあたりのバランスをうまく取って過ごしていきます。
またあらためて大会前に更新したいと考えています。
それではまた!
藤本一平
コメント
初めまして!
最近、ホッケーに興味を持ち始めた通りすがりの者です(*´`)
藤本さんのブログが面白いので、いつも更新を楽しみにしています。
明日の大会、がんばってくださいね!
大会直前に失礼致しました。
Go! VERTEX!!
コメントありがとうございます。いい結果をご報告できるようにがんばります!