『舟を編む』 三浦しをん
インド遠征の帰りの飛行機で読んだ本。
読後感がいい本だった。
言葉をどう紡ぐか。
メモした言葉
「心のうちは、ときとして自分自身にとってすら謎ですからね」
ー三浦しをん 『舟を編む』(P128)
人間関係がうまくいくか不安で、辞書をちゃんと編纂できるのか不安で、だからこそ必死であがく。言葉ではなかなか伝わらない、通じあえないことに焦れて、だけど結局は、心を映した不器用な言葉を、勇気をもって差し出すほかない。相手が受け止めてくれるよう願って。
ー三浦しをん 『舟を編む』(P185)